受診者統計情報

1)受診者数の推移

 図1は当健康施設の受診者の人間ドック、生活習慣病健診の総受診者の推移です。総数として2020年度はコロナ禍の影響で前年度に比べ総数で約80件ほど減少していましたが、2021年度以降は増加に転じました。男女別にみても男性・女性ともに増加に転じ、微小ですが漸増傾向を示しています。

 

図 1

 図2に関しては月度別受診者の推移です。2020年度に関してはコロナ禍の影響で月度別受診者の推移にズレが生じており、前半は大きく減少し後半に向けてスライドした形で推移しています。(全体の総数は大きく減少しておらず)年度別に比較しても大きく違いはありませんが、2024年度はここ数年に比べ若干ですが均等に向けて推移しているように伺えます。

図 2

 図3に関しては受診者の年齢構成での推移です。年齢構成については30代までが全体の1割弱で40代以上の受診者が9割以上を占めています。また、年度推移に関しては20代から40代が漸減しているのに対し50代以上に関しては漸増しています。(年齢構成に関しては大きな変化はありません)

図 3

 図4・5については受診者の曜日別平均人数(2023年度・2024年度)です。平日に関しては、あまりバラツキがなくほぼ均等に分散されていますが、土曜日は半日健診日のわりに受診人数が多いのが特徴です。(閑散期である3月から5月度については平日並みの受診者数となっています)

図 4

図 5

2)生活習慣病の推移

 図6は人間ドック受診の生活習慣病対象者の推移です。年度を追うごとに微小ですが増加傾向に推移しています。2020年度にはコロナ禍の影響で一時的に受診者が減少いたしましたが、少しづつ増加に増加に転じています。他のデータ群から読み解くと高血圧以外の対象者は年々減少に推移していますが、高血圧対象者の増減には年度ごとにバラツキがあります。健診でまず問題視されるのが高血圧・脂質代謝異常・糖代謝異常などの生活習慣病で、肥満の進行とともに高血圧、脂質異常症、糖尿病の合併リスクが高くなると考えられています。

図 6

3)メタボリック症候群の割合

 図7は2020年度から2024年度までの人間ドック受診者総数におけるメタボリック症候群の割合です。メタボリック症候群該当者は12~14%、予備群はおよそ11~13%、非該当者は71~76%でした。メタボリック症候群該当者のうち当健診施設で保健指導が必要となる対象者は年間約150名程度でした。(スタッフに管理栄養士・保健師が配属されており保健指導についても充実しています)

図 7

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